宙組『カジノ.ロワイヤル』舞台稽古

satoshi mitsui

宙組『カジノ.ロワイヤル』もいよいよ東京公演初日が近づいてきました!

僕は今回2つの場面を振付しています。

演出の小池先生とはスタッフ側でご一緒するのは初めてですが、10年ほど前の小池先生演出のロミオ&ジュリエットの初演で僕は出演をしていました。

そこから約10年ぶり。

時が経つのは早い💦

実は舞台裏では偶然お会いしたりご挨拶くらいはさせて貰ってましたが、ある日の夜に突然小池先生から連絡を頂き今回の振付をさせてもらう事となりました。

(突然知らない番号から、、、その時は本当にびっくりした💦笑)

宙組さんとは「A-motion」「ANASTASIA」「Délicieux」(タップシーンのみ)「カルトワイン」そして、今回の『カジノ.ロワイヤル』で5作品目になります。

ちなみに思い返すと全て明るい系のナンバーやオーソドックスなジャズナンバー、後はコメディーのシーンですね。

さて、今日は舞台稽古。

冒頭から各シーンを稽古していきますが、僕の担当は1幕ラストなので、夕方か夜くらいからの出番になります。

ですが、いつ何時でも向かえる様に日比谷の何処かにスタンバイします。

(こういう時に劇場周辺の美味しいご飯屋さんを知りたくなる🙋‍♂️)

突然話しは変わりますが、僕は学生の頃仕切るのが苦手で嫌いな人間でした。

特に自分の声がマイクに乗る事がとても嫌で、人前で仕切る役を避けて通ってきました。

全ての舞台稽古は大体客席の真ん中辺りからマイクで劇場中に聞こえる声でカウントを取ったり、進行を仕切ります。

学生の時の僕に「10年後に何十人も束ねて判断と責任を取る仕事をするよ」って言ったら残りの学生生活が暗くなるくらい、今と真逆の人間でした。

いつからそういう事が無理なくなったのかは別で話しますが、そんな人間が日比谷で待機します。

人間の伸び代は人間には図れず、分からないものですが、一つの公演の初日がラストの千秋楽になる時にも進化や変化を繰り返して初日からは図れない作品になっていきます。

その様な光景をなん度も見てきました、そして演者もやっていますので体験もしてきました。

(それが舞台の醍醐味の一つ✨)

宙組『カジノ.ロワイヤル』宝塚劇場から東京に来て、更なる進化や変化を楽しみにしつつ舞台稽古に向かいたいと思います。

あ!

発声練習軽くしとこっと。。

一年に一回くらい、カウント取ってると裏返る時がある 笑

真面目なシーンで裏返ると演者側と僕に笑って良いのかわからない空気が出来上がり、何と戦っているか分からない空気感になる 笑

そして、結局笑う。。

まぁ、エピソード的には面白いんですけどね  笑

では、今日も1日頑張ってきます🎶

ABOUT ME
ミュージカル、歌劇、フィギュアスケート、映像CMなどの振付師として活動しながら自身もコンサートやショーの演出家でもある。 現役のjazz dancer、ミュージカル俳優である経験を活かし宝塚歌劇団で現役生へのダンス指導や国内各地でワークショップを開催している。
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