宙組『カジノ.ロワイヤル』から感じるエンターテイメント💫

satoshi mitsui

いよいよ、東京宝塚大劇場での初日。

この4日間、毎日劇場に通っていましたがどの日も天気は宙組さんに相応しい日本晴れ☀️

『日本晴れ』という言葉を今の時代使うのか分かりませんが、まさにその様な空で毎日が初日の前祝いのような天気でした。

今回も客席の1階や時には2階からチェックしながら、ナンバーの場当たりやゲネプロを見ていました。

そういえば過去に一度だけ、前から3列目くらいで自分以外のナンバーの舞台稽古を見た事があります。
それは目と目がしっかりと合う距離、手を伸ばせば届くのではないかと思う空間でした。

普段は後ろの方から見ているので、1人1人のお顔はそこまで認識できないくらいでしたが、3列目となると目が合う、目が合う👀✨✨

その時に思ったのが、『これはリピートする人の気持ちが分かる!』と思いました。
最高にカッコ良い男性と最高に美しい女性が目の前で歌い踊り芝居をして、時にはコントみたいな事もする。
エンターテイメントとして幅広い範囲と舞台セットと衣装.照明.生演奏にもう一度見たいと思いますし、ライブの良さである、『同じ事をするが同じ事が起こらない。』という所にあると思います。

今回担当させて貰ったシーンは1幕ラストと2幕の前半から少し経った所にある、訓練と科学者のシーンです。

どちらも同じ事ができるように、台本、歌、振付などがありますが、『ここはフリーで騒いでください』『ここはフリーで讃えて下さい』など僕のシーンではあります。

今日の騒ぎ方、今日の讃え方が日替わりで起こります。
1回目は作品と組と推しを見て、2回目はより細部や変化を見て、ってなると。

そりゃリピートしますよね。
(気持ち分かります)

噛めば噛むほど味がする
見れば見るほど発見がある。

舞台の良さは生物(なまもの)だって言われますが、まさにそうですよね。

今日からカジノロワイヤルは東京で初日を開けましたが、1日たりとて同じカジノロワイヤルは無く、日々作品も演者も進化していくと思います。

少なくても振付日から通し稽古を経て、宝塚初日、東京初日を見ている僕はそれを体感しました。

明日のカジノ.ロワイヤルが今から楽しみです。

そして、多くの方ににカジノロワイヤルが届きますように。

6/11まで東京宝塚大劇場で上演してます!!

是非!!

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ABOUT ME
ミュージカル、歌劇、フィギュアスケート、映像CMなどの振付師として活動しながら自身もコンサートやショーの演出家でもある。 現役のjazz dancer、ミュージカル俳優である経験を活かし宝塚歌劇団で現役生へのダンス指導や国内各地でワークショップを開催している。
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