G.O.A.T
月組grand concert G.O.A.T 〜greatest of all time〜が1/31に大千穐楽を迎え、愛に満ちた終焉となりました。
企画段階から制作期間、稽古期間で最後は本番期間と、どの時期もとても濃厚な時間を過ごさせて頂きました。
稽古場では1番近くで月組さんのお稽古姿を見て、舞台リハーサルでは一階客席の真ん中で、本番はお客様方の座られている最後尾の席から見ていました。
段々と月組皆さんとの距離が離れていくと言う事は、作品が完成に近づいていると言う事になります。
そして千秋楽の昨日、G.O.A.Tは月城さん率いる月組さんとお客様で完成致しました。
今回、プレさよならコンサート演出という大役を頂いた身としましては、コンサートの方向をどうしようかと思っている時に、月城さんの3つの言葉で一気にコンサート全体が決まりました。
🏰🌙✨「さよならコンサートと言うよりは、月組のみんなでこれからも進んでいける様な内容にしたいです。」
🏰🌙✨「先生の作りたい様にお願い致します!」
↑
(言葉の端々まで再現できていませんが、内容としましては「お任せいたします!」という潔い迄に演出に託して頂けたという事です。)
そしてラストの言葉は強力。
🏰🌙✨「先生!とにかくなんでもやります!!」
実は今回のコンサート、具体的に席を設けて打ち合わせなどは全くしていないのです。
勿論、『銀の龍の背に乗って』や『アコースティックコーナーのお三方のソロの曲』などご本人方の音楽をセットリストに入れさせて頂きましたが、月城さん含め組の全員が内容と全貌を知ったのは稽古前日でした。
ここまでに信頼してくださり、組の事を第一に思い、トップトップしていない(千秋楽の白雪さんのお言葉をお借りします^ ^)月城さんだからこそ、このコンサートが実現したと思いました。
(月城さんからこの3つの言葉を頂いたお陰で、全体の大枠構成は15分程で書き上がりました!!)
暖かく見守って頂いた石田先生監修の元、作らさせて頂きましたが、間違いなく月城さんと海乃さん、月組の方達の思いとポテンシャルとお客様方がこの作品を史上最高の物語にしたのだと実感しました。
コンサート主題歌『G.O.A.T』で「史上最高の未完成の物語」という歌詞があります。
この歌詞には2つの意味合いを込めています。
1つは今後のお客様方の人生において、どこかのタイミングでこの作品を思い出した時に、お友達同士で思い出話しをされたり、何かに向かって頑張っている時はこのコンサートがその時のポテンシャルになったり、大変な時や辛い時にこのコンサートがお客様の励みになったら嬉しいなっ、という思いで書きました。
そして、もう一つはなんと言っても月城さん、海乃さん、月組皆さんの今後の物語が史上最高のものになる!という思いです。
僕自身にとってもG.O.A.Tはかけがえのない作品の1つとなりました。
今作品はとても多くの方に携わって頂きました。
全ての皆様、本当にありがとうございました!!またお会いできる日を楽しみにしてます!!
いや〜!それにしても月城さん!G.O.A.Tだなぁ!!!